コラム

第35回 『小豆』

こんにちは、ヒロマリです(^^)
コロナもまだまだ落ち着かない日々が続きますが、体調崩されていないでしょうか?

今月は『小豆(あずき)』について中医学の観点からお話ししたいと思います。

寒くなってくると、お餅の入った甘くて温かいお善哉やお汁粉が食べたくなりますよね~😍

ちなみに、お善哉とお汁粉はこしあんを使ったり、粒あんを使ったり地域によって呼び名が違うようです。

そんなお善哉やお汁粉に使われる『小豆』も中医学で使用される中薬(=生薬)の一つなんです。中医学では、【赤小豆(せきしょうず)】といいます。効能などについて詳しくみていきましょう♪

①利水消腫(りすいしょうしゅ)・・・利尿作用が強く、むくみを解消する。単味で煎じたものを服用する。
②解毒排膿(げどくはいのう)・・・体の内外の毒素を消し、膿を排出する。外用では粉末を卵白と混合し患部に塗る。

『小豆』の煮汁を吸収できる小豆粥や、『小豆』と一緒に炊くお赤飯などもむくみ解消によさそうですね♪ただし鉄鍋で調理すると変色し、『小豆』に含まれる栄養成分も吸収できなくなるので注意が必要です。

またお餅の原料であるもち米は【糯米(じゅべい)】といい、胃腸の機能を高める、胃腸を温める、汗のかき過ぎを止めるといった効能があります。中国の明の時代に書かれた薬学書の「本草綱目」に、粘りがあって消化しにくい、常食すると皮膚の炎症を引き起こすなどの記載があります。食べ過ぎには十分注意したいですね(^_-)-☆

今月も最後までお読みいただきありがとうござます!また来月もお目にかかれますように☆


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2019.04.30 第1回 春は『肝』

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